もう何度も出場しているランナーさん達には分かりきっている内容で恐縮ですが、青梅マラソンの会場やマラソンコース様子をレポートします。
これから初めて青梅マラソンに出場するランナーさんの参考になれば幸いです。
コースについて
青梅マラソンのコースは標高差が80メートルもあり、しかもアップダウンがかなり激しい。
そんな上がったり下がったりのコースがランナー達を翻弄します。
上り坂ではスタミナを奪われ、下り坂は走行ペースを乱されます。
体力の消耗はもちろんのこと、足への負担もかなりのものです。
ひざの故障などでペースダウンしないように気をつけたいところです。上り下りの坂道をどうのりきっていくかが、青梅マラソン攻略のキモとなります。
特に後半22キロ過ぎの上り坂は曲者で、多くのランナーここでかなり手こずります(別の記事でご紹介します)。
そんなわけで、青梅マラソンのコース距離は30キロありながら出場前のトレーニングではフルマラソンに挑むくらいのつもりでいたほうがよさそうです。
ただ青梅マラソンのコースは厳しい反面、沿道からの応援は盛大でこれがランナーに力を与えてくれます。
市民の声援がどれだけランナーを励ましてくれるかは実際に出走してからのお楽しみに。
スタート地点
30キロ部門、10キロ部門共に東青梅4丁目付近。
スタート15分前に整列します。
並び順はゼッケンのナンバーであらかじめ決まっていて、自分がどの場所に並ぶかは係員さんがプラカードを掲げているのですぐに分かります。
先頭のランナー達はいかにも速そうでかっこいいし、圧倒されます。
自分の(→僕の)並ぶぐらいの順番の人たちもうちょっとゆるい感じでほっとします。
時間いっぱいとなり号砲が打ち鳴らされても、後ろのほうではしばらくの間進んだり停まったり。
ゆっくりとスタート。
7〜8分してからようやくスタートラインを通過。
その後もしばらく混雑が続きます。
すき間を縫って走っても思うほどには進めません。
ここは割り切って流れに身をまかせ、渋滞がほぐれてからペースを上げた方が良いようです。
声援、エイド
沿道の声援はいつまでも途切れることなく盛大です。
これこそ青梅マラソンの真骨頂。
市民の手作りエイドは人情味満点。
長テーブルをつなぎ合わせた給水台の上には水やスポーツドリンクはもちろん、皮を剝いてくれたミカン、一口サイズの羊羹、あたたかいお茶、コーラ?など。
なんかとっても愛されているような感じがする。
ここまでアットホームな大会ってちょっと無いと思います。
屋台
ゴール地点付近にはお祭りの屋台がたくさん出店しています。
その数、10や20じゃききません。
たこやき、綿あめ、大判焼き、チョコバナナ、イカ焼き…。
マラソンまんじゅう、なる物もありました。
ランナーさんを送り出したご家族やお友達は、ここでお祭り気分を楽しみながら帰りを待ちます。
他にランニンググッズやTシャツの販売などもやっていました。
Tシャツは¥3900だったかなぁ?
給水所
オフィシャルの給水所は5キロごとに設置してあります。
ただ、走りながらの給水って時々失敗しちゃうこともあるんですよねぇ。
でも大丈夫。さっきお話ししたボランティアの市民給水場が幾つもありますから。
給水を逃したランナーにとっては命の水です。
助けてもらったお礼に、カッコイイ走り姿を見せてあげましょう。
受付会場
ナンバーカードの交付、受付手続きはとてもスムーズ。
さすが長年の歴史のある大会です。キャリアが違います。
前日受付もやっていて、受付場所である総合体育館ではこの日開会式も行われています。
有名選手のトークショーや地元B級グルメの提供などもあり、結構楽しい。
高橋尚子さんやワイナイナさんなんかもやって来ましたから、なかなかのものでしょ?
大会前日のアドバイスなども聞けますので、お時間のある方はぜひいかがでしようか。
荷物、貴重品
手荷物預かりのサービスは一応、有料であるんですが利用できるのは30キロ部門選手だけでしかも限定1500人のみ。
倍率は10倍です。
あまり当てにはなりません…。
手荷物はみんな体育館の中に置いたり、小さいテントを用意したりして各自工夫しています。
貴重品は有料の小さい袋(¥100)に入れて預けることがで来ます。
※2017年では河辺小学校、市役所、総合病院、総合体育館にて貴重品預かりをします。
そういえば、ご近所の商店で有料の預かりサービスをしているのを見かけたことがありまた。
次回もまたやってくれるかは分かりませんが…。
アクセス
最寄り駅はJR青梅線の 河辺駅と
東青梅駅です。
電車で来る人が大半で、JR中央線の時点でランナーさんがいっぱい乗っています。
立川駅で青梅線にに乗り換えると周りはランナーだらけ。
拝島駅にいたると八高線も合流しますから、まるでランナーさんの通勤ラッシュのような混雑振りです。
馴れた人はあえて河辺駅のひとつ手前の小作駅で下車してしまいます。
駅のおトイレもゆったり利用出来ますし、ランナーにとって一駅歩くぐらいはわけの無い距離でありますから。
逆に、帰りは東青梅駅から乗車するという手もありますね。
自動車で来る人は、、、
駐車場は無いので自力でコインパーキングなどを探して止めています。
会場の駅反対側(河辺駅北口)にはコインパーキングはあるんですが早い者順なのでみんなそれぞれに知恵をしぼります。
必勝法というのは無いようです。
コース周辺(駅の南側)では交通規制(6時〜16時)が行われて自動車はもちろん、バイクや自転車も入れませんのでご注意ください。
更衣室やトイレ
更衣室は総合体育館や河辺小学校,総合病院、市役所で利用できます。
ただし、ゼッケンが無いと入れませんので先に受付を済ませておきましょう。
トイレは会場にたくさんあるんですが、一般の観客も利用しますのでどこでも混雑している模様。
唯一穴場があるとすれば、河辺小学校のとなりにある公園の仮説トイレ。他のトイレと比べればいくらか空いているようです。
暖かい人情のあるマラソン大会、青梅マラソン。
ここでマラソンデビューすればきっといい思い出になることでしょう。
人気ナンバーワンの東京マラソンもいいけれど、ローカルな青梅マラソンだって負けてはいませんよ〜。