暑さや運動で大量の汗をかくと体内の水分が失われます。
そして、この脱水症状で引き起こされる身体の不調が熱中症。
マラソンランナーは競技中、汗をかきます。
みんな汗だくです。
寒い青梅の山道を走っても大汗をかいてほっておけば熱中症になります。
青梅マラソンの折り返し地点を通過し、しばらくたったら…
身体が超だるい。
頭がくらくらする。
上り坂の途中で足がつった。
それって、たぶん熱中症。
もちろん中には疲労やガス欠から来るものもありますが、
たぶん熱中症。
体力よりも先に体調のほうが先にギブアップしてしまう。
熱中症はナメてかかると怖いよぉ。
消防署の救急隊員の方にお話を聞いた事があります。
「突然、バタンと倒れる」
『ひっくり返って意識がなくなっちゃった」とか。
やばいなぁ、僕も気をつけなくっちゃ。
熱中症は脱水状態が進むほどに、どんどん症状がひどくなる。
熱中症の症状は体重の1〜2%の汗をかくと出てきます。
たとえば、、、
のどが乾く。
尿量が少なくなる。
筋肉がけいれんする。
マラソンをする人はこれくらいの事は、みんな多かれ少なかれ経験している。
これって、重度の熱中症ではないにしても体調としては黄色信号だったんです。
そして、これがさらに進行すると…。
3〜5%の汗をかく → だる〜い感じ、頭が痛い、吐き気がする、など。
5〜9%の汗をかく → 血圧が低くなる、臓器の血行が悪くなる、など。
10%以上では → 昏睡状態、呼吸がまともにできない、死亡、など。
そんなの、いやです。
だから、レース中は給水所でちゃんと水分を取る。
もちろん長距離のトレーニングとか、気温の高いの日のランニングでも給水お忘れなく。
できたら、スポーツドリンクがいいですね。
ふつうの水よりも体内に吸収しやすいから。
(自家製スポドリ → 水1L+砂糖30g+塩3g+レモン果汁適量)
あと余計な汗をかかないためにも、ランニングするときにはランニングウェアを着用しましょう。
ふつうのTシャツでは、衣服内に熱がこもってしまいすごく暑いですから。
ランニングウェアなら通気性もいいし、快適に走れます。
これも、熱中症予防に一役かいます。
最後にもう一つ。
熱中症予防の切り札。
無理をしない、頑張りすぎない。
「こりゃ、マズいなぁ」
と思ったら潔くあきらめる。
いいじゃん、リタイヤしたって。
来年また出場すればいいんだよ、大丈夫だよ。
僕の友人で青梅マラソンに3回出場して、3回リタイヤした強者がいます。
(一応、それなりに走り込んでいましたが…)
でも、そこまでの記録を残す人ってめったにいません。
1回ぐらいリタイヤしたって、次に来るときはみんな完走していきますから。
ちなみに、青梅マラソンでは公式の給水所に加えて市民ボランティアのエイドもたくさん参加してくれます。
給水もマラソンの楽しみもひとつです。
せっかくだから、御馳走になっていきましょうよ。
熱中症の予防にもなることだし。。。