青梅市御岳にはたくさんのおそば屋さんがあります。
どちらのお店も素晴らしくてできれば全部ご紹介したいところですが、そういう訳にもいきません。
そこで、御岳のおそば屋さんを代表して一軒だけ、「玉川屋」さんのレポートをお送りします。
玉川屋は100年の歴史を持つ老舗中の老舗でありまして、こちらのお店を抜きにして御岳のおそば屋さんは語れません。
お店の場所はJR御岳駅から青梅街道沿い徒歩1分。
沢井方面に歩いて、街道の左側にあります。
本物の茅葺き屋根が超シブいよね。
こちらが店内の様子。
レトロを通り越してアンティークな趣き。
長年の時間をかけないと、この味はでないよね。
いぶし銀な御座敷であります。
お品書きのいちページ。
TOKYO X(トーキョーエックス)とは青梅市のブランド豚肉でして、市内の飲食店ではTOKYO Xを使用したいろんなメニューを展開しています。
それで、玉川屋では「肉南そば」と「肉汁そば」。
今日は「肉汁そば」をお願いしました。
甘辛のつゆに太くてくろいおそば。
気取らない田舎の味です。
もちろん、おいしい。
SAKE飲みながらガツガツ食って、おかわりしたい…。
そんな味。
真っ白でほっそーい都会のそばとはちょっと違います。
眉毛のなが〜いだるまさん。
単なる飾りじゃないオーラが漂っています。
マジで。
上がり口の様子。
老舗のムード満点。
写真がイマイチでうまくお伝え出来ませんが。。。
旧道の方からも入れます。
ホンマもんの茅葺きなんで、屋根からいろんな草が生えていますね。
ここ近年の蕎麦ブームで、どこの街に行っても美味しいおそばが食べられるようになりました。
しかしそれはともすれば、美味しさを求め過ぎて精製されすぎて、おいしいんだけどみんな同じ味、といった事にもにもなりかねません。
美味し過ぎるんです…。
それは時代の流れの中で、お客さんの「グルメ化」「ソムリエ化」がすすんしまった結果で仕方がないのかも知れない。
ただそんな事ばっかりやってると、世の中がぎすぎすしちゃうんじゃないかな?
なんて、思いました。
玉川屋さんには時代に流されない、ゆったりとしたとした心地良い空気が漂っています。