どこでも買える栄養ドリンク、甘酒
甘酒は「飲む点滴」なんてよく言われます。
どこかで聞いた事ありませんか?
いかにも効きそうですね。
夏バテとか、食欲不振、疲労回復、美容にもいいし、そしてそして風邪にも効果アリ。
風邪に効果があるとされるサプリメントや食品は世の中にはいっぱいあります。
そんな中、特に甘酒の効果は大昔から定評があるし、どこでも手軽に買える(駅やコンビニでも)ので風邪治しドリンクとしてはとってもオススメだと思うんです。
とくに風邪でダウンして、寝込んで食欲もないような時にはもってこいなのです。
風邪ひきさんに優しい栄養
風邪薬っていうのは結局のところ、かぜの症状を緩和させるためのものであって根本に治せるわけでは無いのです。
治すのは自分。
自分の体力や免疫機能でもって、風邪を克服しなければならないのです。
甘酒はそんな自ずからの治癒力を速やかに高めてくれます。
風邪をひいている時には身体全体のパワーがダウンしていますから、食事でエネルギーを補給するなら速攻で効くものがいいんです。
本当に調子が悪い時に、いろんな食べ物をバランスよく摂って、ゆっくり消化して栄養にかえていく…
なんてやっていたら、それだけでエネルギーを消費してしまうし弱った身体にはさらに負担をかけてしまう。
甘酒ならそんな弱った身体でもストレスなくエネルギーや栄養を吸収することができます。
飲むだけでそのままストンとエネルギーになり、そして免疫力も高めてくれるという優れものなのです。
甘酒は速攻エネルギー
それでは、なぜ甘酒が風邪に聞くのか?
それは「スピード」が早いからです。
甘酒から摂取した栄養分は、素早く体内に吸収されてエネルギーを満たし
免疫力を高めてくれるからです。
これを、もたもたやっていたら風邪は長引くし体力は消耗しいつまでたっても治らない、という状態になります。
そんなのいやですよね。
早く治って欲しいんです。
そして、早く作用するからこそ「効いた」ことになるんです。
風邪を治すのには、まずは体力が必要です。
お年寄りと若者では若い人の方が早く風邪が治りますでしょ?
体力が違うからです。
体力のある方が早く回復することができます。
そして、その体力をつけるにはごはん(食事)を食べるのが一番手っ取り早い。
でも、風邪をひいて体力が落ちているとごはんを食べてエネルギーにする事すらおっくうになってしまう。
だから、食欲が無くなるという現象が起こるのですが、それはエネルギーが必要ないというという事ではありません。
ごはんをエネルギーに換えるのが大変だから、ごはんをストップしているのであります。
ならば、ごはんをエネルギーに換えていくのをとことんお膳立てして、その流れをスムーズにしてあげればよいのであって
これが解決できれば体力を使わずにエネルギーがチャージ出来るのです。
甘酒だけでOKです
そこで、甘酒の出番です。
甘酒の栄養素には大量のオリゴ糖がふくまれていますが、オリゴ糖は腸内の環境を整えてくれます。
オリゴ糖は腸内の善玉菌のエサになるからです。
そして腸内の環境を整えたところで、甘酒に含まれているブドウ糖が調子良く腸から吸収されます。
吸収されたブドウ糖は血管を通って体内の各細胞に運ばれます。
ところが、ブドウ糖って細胞に運ばれただけではエネルギーを取り出すことができないんです。
ブドウ糖からエネルギーを抽出するにはビタミンB1が必要なんですが、甘酒にビタミンB1は…
入っています!!
なんて用意がいいんでしょう。
甘酒エラいっ!
よかった〜。
これでエネルギー問題は解決。
労せずしてエネルギーをチャージすることができました。
最強の免疫細胞
さらに、甘酒には免疫力を高める栄養素も入っています。
免疫細胞の働きを高めて風邪のウィルスをやっつけるのです。
甘酒に含まれる栄養素の一つとしてアミノ酸がありますが、そのアミノ酸の中に
システインっていうのと、テアニンっていうのが入っているのです。
システインとテアニンの両方がそろっていると、これが直接的に免疫細胞を元気にしてくれるのです。
とくに、NK細胞(ナチュラルキラー細胞)と呼ばれる免疫細胞の一種はシステインとテアニンのコンビが大好き。
NK細胞めっちゃ、元気になります。
で、このNK細胞は数ある免疫細胞の中で最強と目されていますから、なんともありがたい話であります。
甘酒飲んで、風邪のウィルスをバンバン退治しちゃおうぜ!
このようにして甘酒は、風邪で弱った身体を体力面、免疫力の両方でサポートします。
しかも、速攻で。
明日の仕事帰りには甘酒を買って帰って、もしものために備えておきましょう。
酒粕?麹? どっちにしようか?
ところで甘酒って米麹で作るやつと、酒粕で作るのがありますが
栄養面ではどちらも似たようなものです。
どっちでもいいんです。
細かい事いうと、酒粕の甘酒には砂糖が入っているだとか、ブドウ糖がどうのとか、ビタミンがなんとか、なんつっていろんな議論がありますが
麹も酒粕も遠くかけ離れたものじゃないです。
どちらを飲んでも風邪には有効。
だからご自分で飲む時はお好きな方とか、手身近に手に入る方でいいと思います。
マニアックな人は酒粕の甘酒に、生姜とレモン果汁をプラスして飲んだりしてます。(生姜とレモンで抵抗力アップ)
お子ちゃまには麹の甘酒のほうが飲みやすいかなぁ?
マラソンの補給食にも使えます
甘酒はマラソンランナーにとっても馴染みのある飲み物ですよね。
甘酒はそんまんまレース中の補給食にできます。
ていうか、エナジードリンクとして売ってますもの。
ニンジャなんとかってやつ。
ブドウ糖、アミノ酸、ビタミンB。
ランナーの欲しい栄養そのものです。
後はこれにお好みで、塩とかレモン果汁なんか入れてやればスペシャルドリンクの完成です。