ここ一ヶ月ずっとヒザが痛くて走れないでいました。
あと少しで、横田フロストバイトや青梅マラソンの日がやって来るというのに
まいった…。
ま、ランナーにはよくある悩みの一つなんですけど、一応僕も焦ってみたりする。
ヒザの故障は休足が一番の薬。
の筈ではありますが、なかなかそれが出来ないんです。
不安に駆られてサポーターをしてみたり、テーピングを巻いてみたり、サプリメントを飲んだりジタバタをする。
そして、ちょっとでもヒザの痛みが軽くなると勝手に走り出して、足を引きずりながら帰ってくるという愚行をくり返す。
で、そのうちに腕をブンブン強く振って走ると、足が痛くてもテンポよく進めるらしい事に気付きます。
他にも足の着地をフォアフットに変えたり、腰を落として走るとか、前傾姿勢にするとかいろいろやってみたのですが、自分には腕の動かし方が大事なのかな?
と思うようになりました。
そして、しばらくは腕をブンブン振って走っていました。
だけど、そのおかげで今度は肩が痛くなる始末。
こりゃいかん、というわけで自己流で改良していろいろ試しているうちに辿り着いたのが「ナンバ」という走法。
「ナンバ」とは左右の手足を同じ方向に振るという、日本古来からある独特に走法動作であります。
有名なところでは末續慎吾選手や高橋Qちゃんがナンバ走法の使い手です。
(※末續はナンバでは無いという議論がありますが、ナンバの腕の動きに対する誤解も多いようです)
ナンバで走るとヒザへの負担が減って痛みが「それほど」は気にならない。
まったく痛く無いって事もないんですが、走れる範囲内であります。
(本当は走らない方がいいんでしょうけど)
それでは、なぜナンバで走るとヒザへの負担が少なくなるのかと言うと、、、
よくわかりません!
まだ勉強不足なもので…。
きちんと説明できないんです、スミマセン。。。
ただ、実感としてはナンバで走るとガツンとくるヒザへの衝撃が小さい。
フォアフットでも痛くて走れなかったのに、ナンバなら大丈夫でした。
不思議です。
(段差を飛び越えるとさすがに痛いですけど)
あと、ナンバで走ると走行中の体の上下の動きが抑えられます。
無理して抑えているのでは無く自然とそうなる。
ナンバを経験すると、今までの走り方がピョコンピョコンと跳ねて走っていた
のが分かります。
ナンバだと、すーっと前に進む感じ。
それが結果的にヒザに優しい走り方になっていたのかも知れない。
ナンバのおかげで、僕はランニングを再開する事が出来ました。
ヒザへの不安はまだありますが、今のところ走行中でリタイヤしたり
痛みがさらに悪化するという事もありません。
ただ、筋肉痛にはなりました。
なれない走り方をしていますからね…。
でもそれは、筋肉が鍛えられている最中の健康的な筋肉痛であって
ヒザ関節のいや〜な感じのする痛みではありませんでした。