ミズノ・マキシマイザーの2017年バージョン「マキシマイザー20」の実走レポートをお送りします。
僕はマキシマイザーを代々履き続け、どのシリーズも気に入っていますが…今年のマキシもなかなかGOODです。
新作マキシは「走り」が進化している。
気持ちよくポンポン前に進んで楽しいですよ。
また、それ以外にも耐久性や履き心地などについてまとめてみました。
走行感
注文したマキシマイザー20が届くと、早速試走開始。
で、走り出すとすぐに気がつきました…
「おおっ、バネが効いているいるじゃないか!」
ランニングシューズって、足が地面に着地した時の衝撃を反発力に変えて、次の蹴り足を前へ進める推進力に生かすんですが… (バネの力みたいに)
それって、マキシよりもワンランク上のシューズの世界。
それをマキシでやっちゃうなんて…いい時代になったもんだ。
マキシマイザーみたいな安いシューズでは「普通に走れればそれでOK」
みたいなイメージがありました。
(※普通のスニーカーでは「普通」に長距離を走ることすら出来ません)
しかし、マキシマイザー20は違うぞ…。
一番安いランニングシューズのくせに、ちゃんとバネ効果がある。
シューズの弾みを生かして、ポンポン走れます。
4000円位のシューズで、ここまでやってくれるなんて…感動しちゃう。
個人的には「もうこれで十分」ぐらいの印象。
そして、新作のマキシ20は前作のマキシに比べ、シューズのホールド感が強化され、蹴り足の力が無駄なく地面に伝わります。
つまり、それだけ前に進むってこと。
これは、マキシ19でもかなり進化した部分ではありますが、マキシ20ではさらに手が入っています。
そのためかマキシ19とマキシ20で走り比べてみると、マキシ20の方が若干早く走れるような気がするんですねぇ。(個人の体感で…)
もちろん、もっと上級の機種ならさらに走り易いとは思うんですけど…日常のジョギングや気楽に長距離を走るんなら、お釣りが出るくらいの性能だと思います。
あと、何度か走って感じたのは…
ランニングしてて体が温まって来ると、走るペースが上がるポイントってありますよね?
マキシ20を履いてそのポイントに差し掛かると、明らかにスイスイ進むんです。
多分これって、シューズの特性がダラダラ走るよりも、ある程度スピードのある方が合っているためではないかと、思われます。(と言ってもキロ6分ぐらい)
あまりにチンタラ走っていると、逆にちょっと疲れるんです。
シューズに「走れ、走れ」ってせかされる様な感じがして、ウザいんです。
まぁ、普通に走っていればポンポン前に進んで気持ちいいんですが…。
サイズ感
シューズのサイズ感って、例えば同じ26.0cmでも履いてみると銘柄が違えば、きつく感じたり、逆にユルユルだったりしますよね?
で、マキシ20の場合は…それほどサイズ感に癖は無いと思います。
サバ読んで、大きくしたり小さくしたりする必要は無いでしょう。
ただ、横幅が3Eの設計なので、少しゆったりした感じはあります。
シューズを買うときは、ちゃんと試着するのが基本です。
でも、イチかバチかでマキシ20をネット発注する時は、いつものベストサイズで注文するのがいいと思います。(責任は取れませんが…(#^.^#))
マキシマイザー20の重さ
ランニングシューズを選ぶときに、ちょっと気になるのがシューズの重量。
何となく、軽い方が良い様な気がしませんか?
それで、マキシ20の重量は…僕のマキシ20の場合26.0cmで240g。
ちなみに、今手元にあるシューズを比べてみます。
アシックス・ニューヨーク5→26.0cm 294g(しっかり安定感あり)
NB・バジーペース→26.0cm 244g(軽い走行感)
ミズノ・ラッシュアップ2→26.0cm 220g(これは軽すぎの部類)
と、言うことは…マキシ20は軽い方のグループに入れてもいいかも知れない。
実際に走ってみると、軽い感じがしますね。
逆に「重たい方がいい」って人は、インソールなどで調節するのもアリだと思います。
僕は、マキシ19にワザと重たいインソールを入れて走っていますが、落ち着き感が出て、重たいマキシもなかなかオツであります。
ただ、分厚いインソールはサイズ感が変わるのでご注意なんですが…。
履き心地
マキシ20の履き心地はですねぇ、かなり無骨ですよ~。
でも、だんだんほぐれて来るのでご心配なく。
これは前作のマキシ19でも経験したんですが、始めて足を入れた時はその固さにビビりました。
「なんじゃ、この固さは?サッカーのスパイクか?」ってな感じで。
普段からフワフワ、ポヨポヨのシューズを履いている人だったら、強いショックを受けるでしょう。
ところが走りだすと、気に成るほど固いわけではなく
「やっぱ、ランシューだったのね」となります。
そして、1~2カ月履いているとだんだん柔らかくなって、固さは程よいホールド感となって足元を支えてくれます。
ランニングシューズって1年ぐらい履いてると、次第にヘロヘロになって来ますが、マキシの固さは逆に愛着に変わってお気に入り感がアップします。
マキシ20は、まだそこまで履き込んでいませんが、マキシ19の経験を踏まえると、たぶん同じように印象が変化して来ると思うんです。
卸したて~現在までの感触はマキシ20と19では、ほぼ一緒なので。
耐久性
マキシマイザーの耐久性は良いですよ~。
って言うか、中々くたばってくれない(*´з`)
今、自分の手元にマキシ18(一昨年モデル)があって、後がつかえているから早く履き潰したいのですが、中々潰れない。
最近やっと、アッパーが少し破れて来ましたが、ランニングするには特に支障は無いし、アウトソールのかかとの部分などは…まだ余裕がある。
マキシ19などは、未だ憎たらしいほどシャキッとしているし…。
マキシマイザーは年々進歩していますが、基本的な構造はいつも一緒なので、マキシ20もかなり頑丈なシューズだと思いますよ。
ちなみに僕の走行距離は月に200kmペースで、これを3~4足のシューズでローテーションしています。
多走行する人だったら、一足ぐらいはマキシを持っていると良いでしょう。
勝負シューズを温存するためにも…。